日本テレコム(株)は3日、同社が提供中のIPv6対応のトライアルサービス“IPv6ビジネストライアル”において、“ネイティブサービス”の提供を同日付けで開始すると発表した。これはIPv6で構築したユーザーのネットワークと日本テレコムのIPv6バックボーンを専用線で直接接続するサービス。
契約したユーザーにはIPv6アドレス空間を貸与するほか、2002年3月31日(予定)までのトライアル期間中のIPv6に関わる料金を無料とする。併せて、対象となるサービスを現在提供中のODNファスト/スーパー/ビジネスだけでなく、J-DSLオフィス、ODNエコノミーIIなど専用アクセス型にも拡大する。
同社は7月に提供を開始した“トンネリングサービス”に加え、ネイティブサービスを提供することで、実運用環境でのノウハウの蓄積や海外IXとのコネクティビティーの拡大などを図り、今後、商用化を進める。