「レゴ・アルファチーム」は、すっかりお馴染みとなったアイドス・インタラクティブの「レゴPCソフトシリーズ」の最新作だ。今回は、雰囲気タップリの侵入アクションが楽しめるゲームに仕上がっている。今までのレゴシリーズの中でも最もゲームとしての楽しさとレゴらしさがバランスよくデザインされた会心の逸品だ!
敵の親玉オーグル。彼の秘密基地がミッションの舞台となる。世界征服のための秘密基地にシーソーやボールを結構な数揃えちゃうあたり、結構遊び心のわかる悪人(だと思う)。 |
筆者の年頃(三十路リーチ)になると、こういう展開で連想するのが「007シリーズ」だ。主人公は高級スーツかタキシードにスポーツカー、広川太一朗のとぼけた声(ちなみにロジャームーア派、というか単なる広川太一朗ファンだったりなんかしちゃったりして)で敵の腹心の美女と恋仲になりつつ――なんていうのを0.5秒で思い浮かべてしまうんですが、時代は変わったようで、トムでクール(クルーズ)な兄さんが、いかにも“職業:特殊部隊”なベストにヘッドセットを決めて、トリッキーにミッションをインポッシブっちゃう(言葉の意味が違ってます)のがカツコイイ!! んでしょうねぇ。本作品もそんな感じに仕上がっています。
さて、実際のゲーム内容はといいますと……、“レミングス”と“インクレディブルマシーン”を足してレゴで素因数分解した感じといいましょうか。ちょっとネタが古いかな? あえてジャンルを命名するとコンストラクションパズル(?)。
相棒のダッシュをはじめ、アルファチームの面々は基本的にひたすら前に走ることしかできない人たち。そこで、チーフであるプレイヤーは彼らの行く先々に階段や滑り台、はてはレーザーやリモートボムなどを設置する。そして設置が終わったら彼らを動かしてみて、“プランジャーロック”というボタンを(体当たりなどで)押せればステージクリアとなるわけだ。ちなにみこのプランジャーロック、なにもダッシュたちが直接押さなくてもよい。何か道具をぶつけても押せるぞ。
念願の高解像度対応
もちろん非力なマシンでも動作できるように640×480ドット/6万色からの画面表示に対応している。なお、今回はWebサイトに掲載するために800×600ドット/フルカラーでゲーム画面をキャプチャしている。
相変わらず、マニュアルいらずの
シンプルで優れた操作性
トレーニングルーム。ほんの数分この面をプレイすれば操作のすべてを学べる。こちらは作戦モードの画面。下のボタンは左からメニュー、ステージの右回転、ズームイン/アウト、8方向のパン、そしてステージの左回転。小さい緑の印のボタンは視点固定で、一番右の緑色がアクションボタン。 |
アクションモードの画面。右のアクションボタンが赤くなり、標準状態だとオートでアングルが小気味よく切り替わる。視点切り替えボタンが隊員のボタンになり、押せば各隊員のビハインドビューに変更される。一番右は遠景ビュー。 |
ひととおりアイテムの配置が終わったら右端の三角印のボタンを押して、「アクション」モードへ突入。ダッシュが画面を駆け回り、アイテムの配置が正しければミッションクリアーとなる。
これが操作のほぼすべてだ。それでは、いよいよ作戦開始といきますか!