AOpenからもTualatinコア版PentiumIII/PentiumIII-S対応のマザーボードが2種類登場した。i815EPとi815EチップセットのそれぞれB-Stepを搭載した「AX3SP Pro-U」と「AX3S Pro-U」がそれで、この“-U”はIwill製のi815EP B-Step搭載製品「BD133u」の“u”と同じく“Universal”の略であると思われる。
黒ケーブル。AX3SP Pro CheChe同様、セカンダリIDE用にもケーブルは用意されている |
注目は、両製品が基板の色に合わせた、黒いATAPI用とFDD用のフラットケーブルを同梱している点だ。7月上旬に登場した“CheCheマーク入り紫色限定マザーボード”「AX3SP Pro CheChe」は紫のフラットケーブルを同梱して話題となったが、AX3SP Pro-UとAX3S Pro-Uは通常製品。いつも遊び心を忘れないAOpenだけに、今後はマザーボードの色にあわせたケーブルを同梱してくるのかもしれない。ひょっとしたらピンク色のケーブルが登場する可能性も?
基板レイアウトは“AX3S(P) Pro”シリーズとほぼ同じ。基本的には、チップセットのステッピングが上がっただけと判断していいだろう。拡張スロットはAGP×1、PCI×6、CNR×1で、FSBは66~248MHzの範囲を1MHz刻みで設定可能な点や、AOpen独自のBIOS保護機構“DIE-HARD BIOS”、POST時の異常を音声で知らせる“Dr.Voice”を搭載する点などにも変化はない。Dr.Voiceの言語設定用シルク印刷がボード上には確認できるが、マニュアルによれば「面倒なジャンパ設定を省くため」ジャンパを省略し、あらかじめ日本語に設定してあるという。
パッケージも従来製品とほとんど同じ |
なお、パッケージ裏面やマニュアルには、AX3SP Pro-UにICH2の内蔵ネットワークコントローラを利用したネットワーク機能搭載モデル「AX3SP Pro-U(LAN)」が紹介されているが、これはエーオープンジャパンによると「海外仕様製品で、日本市場での発売予定はない」とのこと。
価格 | ショップ |
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AX3SP Pro-U | |
\15,400 | ZOA 秋葉原本店 |
\15,780 | コムサテライト2号店 |
\15,800 | 高速電脳 |
\15,980 | コムサテライト3号店 |
\15,999 | TSUKUMO eX. ツクモParts王国 |
\16,300 | OVERTOP |
AX3S Pro-U | |
\16,980 | コムサテライト2号店 |
\17,200 | ZOA 秋葉原本店 |
\17,500 | コムサテライト3号店 |
\17,800 | OVERTOP |
\17,999 | TSUKUMO eX. ツクモParts王国 |