日本テレコム(株)は27日、同社のインターネット接続サービス“ODN”において、次世代インターネットプロトコル“IPv6”を利用した“IPv6ビジネストライアル”を7月2日に開始すると発表した。
同サービスは、IPv6の接続環境を提供し、ユーザーとともに、サーバーの運用やネットワークについてのノウハウを蓄積し、IPv6の利便性を検討し、推進するというもの。ユーザーのIPv6パケットをIPv4パケットで包み込んで、見かけ上IPv4パケットとすることで、既存のIPv4ネットワークを通り、IPv6ネットワークに接続していく。同サービスにおいては、この既存のネットワークを通り、IPv6のネットワークに接続するという“トンネリング”機能と、IPv6アドレス空間を提供するので、ユーザーは既存の環境を大きく変更することなく利用できる。同サービスへの参加対象は、“ODNスーパー”、“ODNファスト”、“ODNビジネスセレクト”のいずれかのユーザー。トライアル期間は7月2日から3月31日の予定。なお、トライアルサービス期間中の利用料金は無料。同社では今後IPv6サービスの商用を図るとしている。