単体製品としては初のDVD-RWドライブ、ソニーの「PCVA-DRW1」が発売された。と言うとびっくりするが、実際はこれ、ソニー純正の「VAIO」シリーズ用オプションが店頭に並んだだけ。VAIOシリーズのうちの“Giga Pocket(テレビ番組やビデオの映像を録画,再生,管理するVAIOシリーズ用ソフト)”搭載機種のみ(対応機種はこちら)でのみ利用できる。
インターフェイスはIEEE1394で、外付け型。ドライブ本体はパイオニア製の「DVR-103」で、書き込み速度は最大でCD-R8倍、DVD-R2倍、書きかえ速度は最大でCD-RW4倍、DVD-RW2倍、読み出し速度は最大でCD-ROM24倍、CD-RW16倍、DVD-ROM4倍、DVD-RW2倍となっている。付属するソフトはライティングソフト「PrimoDVD」、メニュー画面付きのDVDビデオが作成できる編集ソフト「DVDit! for VAIO」、ソフトウェアDVDプレーヤ「MediaBar DVDプレーヤ」とひと通りのものが揃っている。
エスティトレードのDVD-RWドライブ「DVR-103」。6月中旬発売予定だ |
価格はTWOTOP秋葉原本店で9万9800円とかなり高価。初の単体発売DVD-RWドライブなのは確かだが、汎用品ではない以上、無条件で「DVD-RWドライブ登場」とは喜べない。なお、エスティトレードによれば、同社はPC汎用のDVD-RWドライブを6月中旬に発売する予定だという。一般ユーザーがDVD-RWドライブを手に入れるにはもう少しの辛抱だ。
【取材協力】