ビデオカードで有名になった韓国のメーカーSUMAからCPUクーラー「Cool Mania」が登場した。目をひくのは青く塗装されたヒートシンクだが、このカラーに塗られた他社製品は結構アキバに出回っており、珍しいものではない。
ヒートシンクのフィンを横から見てみると、真中が高くなった山型になっており、ファンは両サイド1本だけ高くなったフィンにネジ留めされている。
紙ヤスリ、グリス、熱伝導シート、コア外周スペーサーが同梱されている |
面白いのは、紙ヤスリと銅製のコア外周スペーサー、熱伝導シートが、グリスとともに付属品として同梱されている点だ。特に紙ヤスリは一体何に使うのかと疑問に思う方も少なくないだろうが、説明書はいっさい同梱されていないので不明。ただし、予想できることは、ヒートシンク底面が比較的粗削りなため、この面にヤスリをかけて平らにし、さらにグリスを使うことで伝導率を高めて欲しい、というメーカーの意図ではないだろうかと考えられる。熱伝導シートは、かなり圧着させなければ意味のない製品であるため、おまけ程度と思えばいいだろう。
ヒートシンク裏面。満足できない人は紙ヤスリをかける? |
コア外周スペーサーに関しては、Athlon/Duronについているコア保護用スポンジに合わせたと思われる穴があいており、これまでのスペーサーがCPUに装着したときにズレてショートするケースに配慮したものだろう。 販売を開始したのは高速電脳(3800円)とコムサテライト3号店(3500円)。コムサテライト3号店のポップには“TYPE A”と書くジョークも見られた。
【取材協力】