mozilla.orgは5月7日、「Mozilla 0.9」を公開した。リリースノートによると、このバージョンでは、以下の点が改良、追加されたという。
- プロキシ設定の自動化ツール
- “Personal Security Manager”の改善
- “MailNews”のフロントエンドの改善
- ブラウザとメールの性能向上のために改善されたキャッシュと“viewmanager”
- Javaの遅延読み込みにより、起動時のパフォーマンスが向上
- Help Viewerを新しく作成
- Image rendering libraryを性能向上のために新設計
ほかに、「Preferences」ダイアログボックスでSSL関連の設定が可能になっているなど、細かい点で改良がなされている。
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Mozilla 0.9。 |
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新しく設けられたHelp Viewer。 |
| 右がMozilla0.9、左がMozilla0.8。Mozilla0.9では、Historyが日付けごとのディレクトリに格納されている。また、サイドバーのタブ内の文字表示も改善された。 |
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新たにSSL関連の設定が可能になった。 |
今回発表されたのは、Windows版、Macintosh版、Linux版であるが、そのうちLinux版の動作条件は以下の通り。
- 動作ディストリビューション……Red Hat Linux 6.x以降、Debian/GNU Linux 2.1以降、SuSE Linux 6.2以降など(glibc2.1以降、libjpeg.so.62以降が必要)
- CPU……Pentium(互換)-233MHz以上
- メモリ……64MB以上
- ハードディスクの空き容量……26MB以上