3月15日の記事で紹介したASUSTeKの限定版「CUSL2-C Black Pearl」がようやく発売された。すでにお伝えしたとおり、黒い専用のパッケージにASUSTeK初の黒色マザーボード、ロゴ入りの自作用工具が収められている特別仕様だ。
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NorthBridgeにはロゴ入りの金色チップヒートシンクが貼られている |
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予定どおり同梱したロゴ入りの工具セット。右が分解したところだ |
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こちらがパッケージ |
ボード自体は、従来からある「CUSL2-C」と大きな変更はないようだ。ボードのリビジョンがCUSL2-Cの“1.02”からCUSL2-C Black Pearlで“1.04”と上がり、若干レイアウトに変更が見られるものの、1MHz刻みのオーバークロック機能や、各種電圧設定など、CUSL2-Cで人気となった機能に変更はない。
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バックパネル部は変更となり、これまでぽっかり空いていた“CUSL2でVGAコネクタのあった場所”にCOM2シリアルコネクタを搭載した |
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ギガパレス秋葉原本店の協力で実際に起動してみたところ、写真のような起動スクリーンがあらわれた。16bitカラー、640×480ドットのビットマップをLOGO.EXEが100KB程度に縮小して“energy star”の画像と入れ替え、表示させている |
しかし、BIOSには従来製品にない、面白い仕掛けが搭載されている。メーカー製PCや、一部の他社製マザーボードで見られる機能ではあるが、CUSL2-C Black Pearlは、起動すると画面一杯に“CUSL2-C Black Pearl”というオンスクリーンロゴが表示される。しかもこのオンスクリーンロゴは、付属の、これまた特別仕様の黒いドライバCD-ROM内“LOGO.EXE”というMS-DOSベースの実行ファイルで変更できる。ビットマップ形式で16bitカラー、640×480ドットの画像を用意し、LOGO.EXEから直接BIOS ROMに書き込めば、任意の画像をオンスクリーンロゴに指定可能だ。
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特別仕様の黒いドライバCD-ROM。ただし裏面は黒じゃないので、あしからず |
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CD-ROMにはサンプル画像もいくつか付属しており、マニュアルにそのサムネイルが用意されている |
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LOGO.EXEの使用方法。AwardFlash Utilityを用いて直接BIOS ROMに書き込む |
TSUKUMO eX.で展示が始まった際、代理店のユニティは「日本語マニュアルが完成したら出荷する」としていた。しかし、今回出回ったモデルにはなぜかその日本語マニュアルが付属していない。日本語を含む4カ国語対応の“クイックセットアップガイド”は付属しているのだが、マニュアルは英語のままである。これについてユニティによれば、マニュアルは完成しているものの、工場出荷時のトラブルで初期ロットには入らなかったとのこと。来週以降入荷する次回出荷分からは日本語マニュアルを同梱するという。
なお、CUSL2-C Black Pearlの販売数は限定5000枚となっている。限定モノ好きは要チェック。
6日現在の価格情報
価格 | ショップ |
\16,500 | ギガパレス秋葉原本店 |
\16,700 | フェイス |
\16,800 | OVERTOP |
\16,900 | PCiN秋葉原 |
\17,499 | カクタソフマップ |
\17,500 | TWOTOP 1号店 |
\17,800 | クレバリー1号店 クレバリー3号店 高速電脳 TSUKUMO eX. |
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