米ClickArray Networks社の1日付けの日本向け報道資料によると、同社は1日(現地時間)、統合型ウェブアクセラレーター機器『Arrayシリーズ』の販売で日本市場へ参入し、同製品のエンドユーザー向け評価プログラム“アーリーアダプタープログラム(EAP)”を開始したと発表した。
Arrayシリーズは、サーバーロードバランシング/プロキシーキャッシュ/ウェブファイアーウォール/クラスタリング/SSLアクセラレーター/コンテンツデリバリーなどの各種機能を搭載した統合型のウェブアクセラレーター機器で、レイヤー7(アプリケーション層)上で動作する。従来、ウェブサイトの構築/運営では、複数のベンダーから各種機器を購入し、複雑なインテグレード作業を必要としたが、同製品を用いた省力化により、設備/維持/保守などの費用を削減できるという。
一方、EAPは、Arrayシリーズの国内出荷前に、日本国内のエンドユーザー向けに製品評価の機会を与えることで、スムーズな製品導入を図ることを目的にした評価プログラム。データセンター/ISP/ポータルサイト/eコマースサイトなど、大規模なウェブサイトを構築/運営している企業/団体を対象に実施するとしている。同プログラムの内容は、エンドユーザーに無償で評価機器を貸し出し、評価が良好で継続して機器の使用を希望するエンドユーザーに、割引価格で販売するというもの。EAPで貸し出される評価機器は『Array500シリーズ』。3月1日に応募の受付を開始しており、4月上旬に評価機器の貸出しを開始する。