初代Athlon(K7)時代にはいち早く製品を送りだし名が知られていたものの、最近とんと聞かれなくなっていたマザーボードメーカー、BIOSTAR。だが今週から、突然クレバリー3号店に3枚の新製品が展示、販売されている。
AMRとCNRのスロットを両方搭載するという珍しい仕様の「M6TSL」はチップセットにi815Eを搭載するATXマザーボードだ。そのほかの拡張スロットはAGP×1、PCI×5で、DIMM×3。なお、アナログ4チャンネル出力に対応したオーディオコーデックをオンボードで搭載している。
価格は同店で1万3980円。i815Eマザーボードとしては安価な部類に入ると言える。
また、同店ではあわせてAthlon/Duron用のKT133チップセット搭載マザーボード「M7VKA」と「M7VKB」も展示、販売中。M7VKAがMicroATXフォームファクタ、M7VKBがATXフォームファクタを採用している。どちらもDIMMスロット×3でサウンドチップをオンボードで搭載。SouthBridgeもともにUltra ATA/66対応の“VT82C686A”となっている。拡張スロットはM7VKAがPCI×2、AMR×1で、M7VKBがPCI×5、ISA×1、AMR×1。
Athlon/Duron用としてはKT133Aマザーボードや、DDR SDRAMに対応したマザーボードが街にはあふれており、1世代前という感は否めない。しかし、価格はM7VKAが1万4500円、M7VKBが1万4800円と、こちらも比較的安価ではある。M6TSLも含めて「人とは違ったマザーを使ってみたい」という人の心をくすぐる製品だ。店頭、しかもかなり目立つ場所に展示されているので、週末にアキバ行きを考えているなら、見に行ってみるのも一興だろう。
【取材協力】