(株)ジャストシステムは、音声ワープロソフト『Voice一太郎11 for Windows』を3月9日に発売する。
『Voice一太郎11 for Windows』のパッケージ |
Voice一太郎11は、音声でワープロを操作したり文字を入力できる音声ワープロソフト。音声による文字の入力方法や操作方法を自動的に表示するユーザーインターフェース“Voiceウィンドウ”を搭載、Voiceウィンドウ内に音声操作方法やコマンド名、ヒント集などを表示し、初心者でも容易に利用できるようにしたという。
音声認識ソフトには日本アイ・ビー・エム(株)の『ViaVoice for Windows Pro V8 J-Edition』を採用しており、従来に比べ認識エラー率を改善し、音声登録計算時間を50%短縮したという。
また、音声対応日本語変換ソフトとして『VoiceATOK14 for Windows』を搭載する。VoiceATOK14は、既存の『ATOK14』を含んだ音声対応日本語変換ソフトで、音声認識ソフト(ViaVoice)から受け取った文字情報の文脈を判断し、ATOK14の変換精度でかな漢字変換できる。ViaVoice音声認識辞書への単語登録機能を搭載しており、ATOK14の単語登録を行なうと、自動的にViaVoice音声認識辞書にも登録されるようになっている。さらに、うまく認識されなかった場合、その文節を区切り直して再認識させることも可能。
音声対応ウェブブラウザー『Voiceブラウザ』も搭載する。Voiceブラウザは、音声によるブラウザー操作やホームページ内容の読み上げが可能なソフト。企業名や有名人などのキーワードを発声するだけで、あらかじめ登録されている1万件以上のホームページの中から対応するページを検索しアクセスできる“一発ナビ!”機能や、読み上げできないリンク先に“ナビマーク”を付け、そのナビマーク番号を発声することでリンク先にジャンプできる機能などを搭載する。
そのほか、音声対応電子メールソフト『Shuriken 2.2V』、音声対応スケジュールソフト『Sasuke 2.1V』を搭載。USBアダプター付きヘッドセット型マイクロフォンが付属する。対応OSはWindows 98/Me/2000。価格は2万8000円。
また、VoiceATOK14の単体発売も行なう。発売日はVoice一太郎11と同じ3月9日で、5万本の限定発売となる。音声認識ソフトは『ViaVoice for Windows Standard V8 J-Edition』で、USBアダプター付きヘッドセット型マイクロフォンが付属する。価格は1万4800円。
『VoiceATOK14 for Windows』のパッケージ |
既存の一太郎ユーザー向けには、一太郎11を音声対応にするための拡張キット『Voice拡張キット for 一太郎11/ATOK14』を用意する。この拡張キットは、一太郎11音声機能と、ATOK14 Voiceエクステンション、音声認識ソフト『ViaVoice for Windows Pro V8 J-Edition』、Voiceブラウザ、Shuriken/Sasuke音声機能、USB対応ヘッドセット型マイクで構成され、一太郎11ユーザー向けに直接販売される。2月23日発売で、価格は1万4000円。
『Voice拡張キット for 一太郎11/ATOK14』のパッケージ |