日本SGI(株)は8日、同社のIA-32ビジュアルワークステーション『Silicon Graphics 230/330/550』用に、業界最高水準の解像度と画質を実現するという液晶フラットパネルディスプレー『Silicon Graphics 1600SW』の販売を開始したと発表した。併せて、両製品を接続するための外付けアダプター『MultiLinkアダプター』をオプション製品として提供する。『Silicon Graphics 230』(NTモデル)と同ディスプレーを組合わせた特別価格セットのキャンペーン販売も実施する。
『Silicon Graphics 1600SW』 |
同ディスプレーは、デジタルコンテンツクリエイター、エンジニア、金融プロフェッショナルなどプロ向けの17.3インチTFT液晶ディスプレー。解像度は1600×1024ピクセル。SuperWidesスクリーンフォーマットにより、A4サイズ2ページ分の情報が表示できる。バックライティングシステムにより、優れたブライトネス、コントラスト、彩度の表示を実現するといい、フルモーションデジタルビデオの再生もサポートする。従来は『Silicon Graphics 320』用のディスプレーとして提供してきた。
同アダプターは、DVIデジタルおよびVGAアナログ信号を同ディスプレーが採用しているOpenLDIデジタルインターフェースに変換するもの。内蔵スケーラーにより、入力された解像度を画面のサイズに調整する。ブライトネス、コントラスト、色温度などの主要な調整を画面上で実行できる。
価格は、同ディスプレーが37万1000円、同アダプターが8万4000円、両製品のセットモデルが42万2000円となる。同ディスプレーの利用は、Windows NTモデルでは対応済みだが、Linuxモデルは近日中に対応する予定。