1インチ~300インチまでのディスプレイを手がける米ViewSonicの日本法人であるビューソニックジャパン(株)は17日、WORLD PC EXPOにおいて、インターネットアプライアンス(IA)「ViewPad」を発表した。発売は11月1日で、価格は15万円。
あわせて、同製品を「アリスネット」が「アリス端末」として採用することも発表された。アリスネットは、(株)三和マテリアル、(株)バーテックスリンク、(株)バーテックスアクシスの3社で事業展開している、地域密着型コミュニケーションサービスだ。
ViewPadは、タッチスクリーンタイプのIA。CPUに米ナショナルセミコンダクターのGx1-300MHzを搭載している。メモリは32MBを、ディスプレイはSVGA対応の10.4インチTFT液晶ディスプレイを採用している。インターネットには、2.4GHzワイヤレスLANを介して接続するようになっており、家庭のさまざまな場所からのアクセスを提供できるとしている。
ViewPad |
ビューソニックジャパンのDavid Hsieh(デビッド・シャ)社長と、バーテックスリンクの由利義和社長 |
アリスネットは、「使いにくいパソコン、使えない情報」ではなく、「使いやすい端末、使える情報」に絞り込んだサービスという。地域ごとにエリアセンターと呼ばれるコンテンツ配信の拠点を設け、地元情報を発信していく形を採用している。
バーテックリンスでは今回のViewPadのほかにも、インターフォン統合型端末「Aliss-i-phone」、キッチン専用端末「Aliss Kitchen Pad」といった製品を順次供給していく予定という。