インターネットコム(株)と(株)インフォプラントは9月29日、オンライン書籍販売に関するメールによるアンケート調査の結果を発表した。対象がインターネット利用者で、調査人数は300人。
それによると、オンライン書籍販売を利用したいとするユーザーは51%となり、 実際に利用したことがあるとするユーザーも22%いることがわかった。また、“オンライン書籍販売が本屋に代わるサービスになるか?”という問いに対しては、回答はほぼ半数ずつに別れている。
オンライン書籍販売では“本を購入する”という目的は達せられるうえ、“本屋になかなか置いていない本を買える”というメリットがある。しかし、“中身を確認したい”、“本屋では意外な本との出会いがある”という意見もあり、“住み分けがなされるのではないか”という意見が多くを占めたという。
実際、オンライン書籍販売を利用する目的として、大多数が“本屋で手に入らなかった書籍の購入”を挙げており“通常本屋で購入する書籍の購入”を挙げるユーザーは3割弱。
インターネットコムでは、毎日発売される膨大な書籍数をさばききれない書店の補完として、オンライン書籍販売は定着していくとみている。ただし、オンライン販売そのものへの不信感もまだ根強く、送料や手数料による割高感など、解決すべき問題があるとしている。