富士通(株)は本日、企業向けに経営戦略を支援する『@DISCLOSUREVISION』の提供を開始した。これは、経営戦略において重要視される企業のIR活動(投資家向け広報)を支援するもので、以下のパッケージ2製品とサービス3製品から構成される。
・IRデータ支援パッケージ『IR-Station V1』
企業内に散在する、有価証券報告書や決算短信などのIRコンテンツをデータベース化し、一元管理するパッケージ。同社のERPパッケージ『GLOVIA』を利用することで、財務データの取りこみから情報公開までを連携させることができる。対応するコンテンツはXML文書、テキスト文書、各社ワープロ文書などで、標準搭載する検索エンジンによる全文検索も可能。価格は300万円、6月に出荷を予定している。
・決算短信作成支援パッケージ『IR-TanshinStation V1』
電子開示に対応する決算短信の作成を支援するパッケージ。『IR-Station
V1』との連携機能を利用したERP製品との連携も可能。同社製の翻訳ソフト『ATLUS』との連携により、海外向けの決算短信も作成できる。価格は8万8000円、5月の出荷を予定している。
・IRコンサルティングサービス
企業のIR活動への取り組みを診断する診断ツール『IR-ShindanStation』の活用方法をはじめとして、IR活動全般についてのコンサルティングを提供するサービス。価格は個別見積りで、4月にサービス提供を開始する予定。
・IRシステム構築サービス
IR-Stationおよび、IR-TanshinStationの適用支援から、IRシステムの設計・導入・構築支援を実施するサービス。価格は個別見積りで、5月にサービス提供を開始する予定。・情報開示翻訳サービス
有価証券報告書、決算短信などの情報を海外向けに英文翻訳するサービス。自動翻訳の利用と、財務関係の資料を取り扱う米Bowne社との提携により提供される。価格は個別見積りで、6月にサービス提供を開始する予定。
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