ネットワーク アソシエイツ(株)は、クライアント向けウイルス対策ソフト『VirusScan
Enterprise Edition Ver.4.02』日本語版、およびサーバー向けの『NetShield
Ver.4.02』日本語版を3月23日に発売する。
両製品とも、マクロウイルス対策にはネットワーク
アソシエイツの技術を、その他のウイルス対策には'98年8月に同社が買収したDr.Solomon's社の技術を採用している。ActiveX、Javaアプレットをフィルタリングできるほか、ヒューリスティックスキャン技術により、未知のファイル感染型ウイルスやマクロウイルスを検知することが可能。価格は、VirusScan
Enterprise Edition Ver.4.02 日本語版が10ユーザーで9万8000円から。NetShield
Ver.4.02 日本語版が10ユーザーで12万2000円から。
また同社は、両製品用の統合管理ツール『Management Edition Ver.2.0』を4月に出荷する。Management
Editionは、ネットワーク全体にソフトウェアを自動的に配布して、ソフトのアップデートを行なえるほか、ソフトウェアをインストール/アンインストール、複数クライアントの一括設定などが可能。管理者側からオンデマンドでウイルスチェックを行なうことも可能という。管理コンソール、管理サーバー、リポジトリーで構成される。
さらに同社では今後の予定として、未知ウイルス対策を自動化する『AutoImmune(オートイミューン)を提供をする。未知のウイルスを検知すると、ネットワーク
アソシエイツ社へそのファイルを送信し、応急措置をしてユーザーに返信するといった処理を4時間以内に自動的に行なうというもの。提供時期は未定。
同社代表取締役社長の中田秋穂氏は、「これまでいろいろな会社を買収し技術を吸収してきた、それら技術を統合化した製品が今年出てくる。第1弾が今日発表した製品だ」としている。