任意団体の『デジタルクリエイターズ』は、本日より新組織設立に向けてインターネットを通じて協力者を募る活動を開始すると発表した。デジタルクリエイターズは、デジタルクリエーターを対象とした日刊の電子メールマガジン『日刊・デジタルクリエイターズ』の発行元。同誌を今月2日まで発行していたタワーズ(株)は、関連会社のフォーチューンヒル(株)の経営危機に巻き込まれた。このため同誌の編集陣が任意団体のデジタルクリエイターズを結成し、発行を続けている。
デジタルクリエイターズでは、個人のポケットマネー程度の金額で、運営・経営のサポートをし、活動に賛同してもらえる“メンバー”を募集する。同時に組織を経営する長も自薦、他薦を問わず募集する。運営資金を大手企業から集めるのを避け、自らがネットワークディスクロージャー(*1)の先進事例となることを狙う。
デジタルクリエイターズでは、SOHOやフリーランスデザイナーなどに、創作の機会を提供する有機的なネットワークカンパニーを目指す。「デジタルに関わるクリエーターへの総合情報サービス会社」として存在を確立したいという。
具体的には“メンバー”に、仕事の共同受発注システムや、人材応募・求人の相談サービスなどを提供する予定。会費などもメンバーのネットワークにより決定していくという。