(株)日立製作所は、オープンシステム向けのディスクアレイ装置『DF400』シリーズを発売した。最大536GBのディスクアレイ装置を4台使用して、最大2.1TB搭載できる。同社の従来製品『DF350』に比べスループットは約3倍。最大16GBの大容量キャッシュや、PowerPC
603e-200MHzを採用したディスクアレイコントローラーなどにより、高速化が図られている。
Wide Ultra2 SCSI、Ultra Wide SCSI、ファイバーチャネルの3種のインターフェースを採用した。SCSIを最大8ポート、ファイバーチャネルを4ポート用意している。
Ultra Wide SCSIに対応したディスクコントローラーを6台搭載し、1台を予備にあてたためコントローラーの故障が転送速度に及ぼす影響が少なくなった。GUIによるディスクアレイ装置の管理ツールを備えた。また、ネットワーク上の端末でWebブラウザーによる障害監視が可能。
最大357GB搭載可能のキャビネットタイプは価格が550万円から。HDDベイが20、予備のHDDが1台搭載できる。最大536GB搭載可能なラックマウント用単体は604万円から。1台あたりHDDベイが30、予備のHDDが2台搭載できる。縦形ラックにはラックマウント用単体が2台、横形ラックには4台収納できる。出荷開始は20日の予定。(報道局 植草健次郎)
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