キヤノン、富士フイルム、松下電器、コダックの4社、デジタルカメラの画像を自動プリントする仕様の最新版“DPOF Version 1.10”を策定
2000年07月17日 00時00分更新
キヤノン(株)、富士写真フイルム(株)、松下電器産業(株)、米イーストマン・コダック社の4社は17日、デジタルカメラで撮影した画像を自動プリントするためのフォーマット“DPOF(Digital
Print Order Format)”の機能を拡張したバージョンアップ仕様“DPOF
Version 1.10”を策定したと発表した。同フォーマットは、ライセンス契約を結んでいるベンダーなどに無償で開示する。また、現在ライセンシーのユーザには再契約の案内を送付する。
“DPOF Version 1.10”は、“DPOF Version 1.00”で規定されている情報に加え、自動送信したい画像の指定や送信先の情報、自動再生したい画像の指定情報などを、画像ファイルとともに記憶媒体に記録するためのフォーマット。これを、デジタルカメラ、ラボプリントサービス、ホームプリンターに採用することで、1枚の用紙に複数の画像をプリントする“マルチイメージプリント”や、プリントする画像の大きさを指定する“サイズ指定プリント”、Eメール、ファクス、ファイル保存機器などに送信する画像やメッセージを指定できる“自動送信”、画像を指定して自動的に次々に再生する“自動再生”などの機能が利用できるようになるという。また、多国語対応のため、各国語の文字を統一的に扱う2バイトの文字コード体系の“Unicode”を使用できる。