日本ゲートウェイ(株)は4日、6月19日に発表したばかりのAthlon-1GHz(2次キャッシュ統合版。Thunderbird)を搭載したデスクトップパソコン『Gateway
Select』において、まれにハングアップする不具合が見つかったとして、原因が究明できるまで出荷を停止していることを明らかにした。
『Gateway Select』 |
同社ではハングアップの原因について、「現在調査中」としている。Gateway
Selectには、同じオンダイ2次キャッシュのAthlon-700/800/900MHzを搭載する製品もあるが、不具合が見つかったのは1GHzシステムのみであるという。この1GHzシステム『Gateway
Select 1000』については、本日付けで販売を停止した。また、この問題が見つかった日時や経緯については「現時点ではお話しできない」(同社広報部)としている。
日本ゲートウェイによると、同社のデスクトップパソコンは、マレーシアの工場で組み立てられ、日本に出荷されているが、通常の状態でユーザーの手元に届くまで2週間前後かかる。すでに注文されたGateway
Select 1000については、発注したユーザーに対して、明日5日に個別に連絡をとり、1)問題が解決して出荷が再開されるまで待つか、2)2次キャッシュ統合版でない(Thunderbirdではない)Athlon-1GHzを搭載した製品を購入するか、を選んでもらうことにしたという。なお、2)を選択した場合は価格から2万円が割り引かれる。また、すでにGateway
Select 1000が手元に届いているユーザーに対しても、個別に連絡して対応するが、現時点ではその対応内容を検討中としている。
なお、この件について日本AMD広報部では、「ゲートウェイからは、AMD
AthlonおよびAMD-750チップセットに起因する問題ではないと聞いている」「他社製品で同じような問題が起きているという報告は受けていない」としている。