アドビシステムズ(株)は、ウェブアニメーション作成ツール『Adobe
LiveMotion日本語版』を6月下旬に発売する。
『Adobe LiveMotion日本語版』パッケージ |
LiveMotionは、ウェブ用のモーショングラフィックおよびアニメーションを作成できるツール。同社は、ウェブデザインにおける同社製品の位置付けとして、PhotoshopとIllustratorが素材作成およびウェブ用画像への最適化を行なうツール、LiveMotionがウェブグラフィックアニメーションツール、GoLiveがHTMLオーサリングツールであるとしている。
PhotoshopやIllustratorのデータをサポートしており、ビットマップデータとベクターデータの両方を読み込み可能。また、レイヤー化されたオブジェクトデータもそのまま読み込み、表示できる。ユーザーインターフェースも既存の製品と共通で、PhotoshopやIllustratorと同様のペンツールや、AfterEffectの編集用アニメーションタイムラインウインドーを採用している。
アニメーションタイムラインは、オブジェクトの位置や透明度、形状、回転、特殊効果といった属性を保ちながら、アニメーション化することが可能。アニメーション効果を加えたい属性に対し、開始キーフレームを挿入して時間を設定し、オブジェクトを変更するだけで自動的に最終キーフレームが挿入され、アニメーションが作成できる。
データの出力形式は、Flashデータ(SWF)、アニメーションGIFなどの動画形式、GIF、JPEG、PNGなどの静止画形式に対応している。
Windows 98/2000/NT4.0対応版と、Macitnosh対応版が用意されており、同社オンラインショップサイト“アドビストア”での価格は、それぞれ3万7800円。なお、米アドビシステムズ社のサイトで、日本語版のβ版*をダウンロードできる。
*5月26日現在はβ版から体験版に変更されている。