バックウェブ(株)は、米バックウェブ・テクノロジーズ社が、“Polite
Agent”技術の特許を米国特許商標庁から8日付けで取得したと発表した。同社は、プッシュ型情報配信システム“Back
Web”の提供を行なっており、そのシステムにおいて、Polite Agent技術を使用している。
Polite Agent技術は、効率的にネットワーク上でデータを配信するしくみ。クライアント側のネットワーク利用状態を監視し、ネットワーク帯域に余裕がある時にバックウェブ・サーバーと通信する。これによりユーザーは、ネットワークに対してストレスを与えずに、情報をダウンロードできるという。また、この技術をデータ圧縮やバイトレベルの差分アップデート、割り込み可能な通信とを組み合わせることによって、企業のデータ通信量の削減が可能になるという。
同社はまた、Polite Agent技術をスウェーデンのエリクソン社が提供するインターネット通信アプリケーション『Internet
Advertiser』に組み込むと発表した。Internet Advertiserは、ユーザーが提出したプロフィールや住所、興味などの情報に基づいて、広告をカスタマイズして配信するもの。Polite
Agent技術を用いることによって、ネットワークのパフォーマンスを損わずに、企業の広告や情報をユーザーに発信することができるという。