シャープ(株)は、日本語Windows CE Handheld PC Professional Editionを採用したハンドヘルドPC『HC-AJ1
Telios(テリオス)』を発表した。本製品は、ディスプレーにSVGA(800×600ドット)表示に対応した8.4インチTFTカラー液晶ディスプレーを搭載する。CPUは129MHz動作のMIPS
RISCプロセッサーを搭載している。シルバーカラーの筐体サイズは幅213×奥行き192×高さ24.2(最厚部)mmで、重量は約810g(バッテリー含む)。バッテリー駆動時間は約8時間(非通信時。連続通信時は約4.5時間)。
ポインティングデバイスとして、同社が独自に新開発した“光学式タッチパッド”を搭載する。
『HC-AJ1 Telios』 |
インターフェースはシリアル、赤外線(4Mbps)、USBを各1つずつ装備する。スロットは、PCカードスロット(TypeII)、コンパクトフラッシュスロット(TypeII)を1基ずつ搭載する。内蔵モデムはV.90に対応、56Kbpsのデータ通信をサポートする。
本体には、“ワンタッチメール受信ボタン”を装備する。これは、ボタンを押すと、電源を切ってセットを閉じたままでも自動的に電源が入り、電子メールの受信動作を行なうことができるもの。メールを受信すると、LEDが点灯して通知する。
バンドルソフトウェアは、Microsoft Pokect Word、同Excel、同PowerPoint、同Access、同Outlook、同Internet
Explorerなど。また、“インターネット自動情報収集ソフト”を搭載している。これは登録したウェブサイトを自動的に更新して取り込むもの。収集したコンテンツをオフラインで閲覧できる。このほかにも、同社製電子メールソフトや、“インターネット簡単接続ソフト”などのソフトウェアも収録されている。
“インターネット簡単接続ソフト”を使うと、ネットワークを自動的に認識し、LAN、モデム、携帯電話それぞれの設定を呼び出し、接続を行なうことができる。ユーザーが設定を変更する手間の低減を図っている。
『HC-AJ1』は24日に発売予定。価格はオープンプライスで、予想実売価格は13万円前後。
機種名 |
HC-AJ1 |
CPU |
129MHz動作MIPS RISC(メーカー、型番非公開) |
メモリー(最大) |
16MB(32MB) |
ディスプレー |
8.4インチTFT液晶ディスプレー |
解像度 |
800×600ドット |
キーピッチ |
15mm |
ポインティングデバイス |
光学式タッチパッド |
モデム |
V.90対応モデム内蔵 |
インターフェース |
PDC、シリアル、赤外線通信、USB各1 |
カードスロット |
PCカード(TypeII)、コンパクトフラッシュカード(TypeII)各1 |
バッテリー駆動時間 |
最大8.0時間 |
本体サイズ |
幅213×奥行き192×高さ24.2(最厚部)mm |
重量 |
約810g |
OS |
日本語Windows CE Handheld PC Professional Edition |
価格 |
オープンプライス(予想実売価格13万円前後) |