(社)日本放送協会(NHK)は、インターネットを活用した新番組、双方向型学校放送番組“インターネットスクール
たったひとつの地球”の番組を発表した。同番組は、環境について子供の身近な関心から出発し、“ごみ”、“水”、“大気”など、これからの重要な問題を考えていく環境教育番組。小学校高学年を対象にしている。
従来の“たったひとつの地球”を刷新、4月から“インターネットスクール
たったひとつの地球”として、放送とインターネットの連動、双方向性の番組を目指すというもの。
全国の学校に導入されているコンピューターを活用し、インターネットを介して、NHKと学校、学校同士を結び、子どもの交流の場として、新しい“学びの場”を作る番組作りを目指すという。
具体的には、北海道から沖縄までをカバーする、全国10校の協力校と連携して、番組を制作。もちろん、10校だけでなく、インターネットに接続している学校は、どこからでも、何校でも番組に参加できる。
年間20本の番組のうち、9本にインターネット対応コーナーを設けるという。番組全体の長さは15分で、そのうち12分は環境問題についてのリポートをVTRで、残りの3分をインターネット対応の内容にするという。最終回のみ、番組全体の15分をインターネット対応の番組にするという。
案内役としてタレントの清水國明氏が出演。「インターネットはまだ食べたことがない、まったくのしろうと。番組と一緒に育っていきたいと思ってます。ある学者が、“将来、黒板が教室から消える”と言っていました。インターネットが黒板の代わりになるのかなぁと思ってます。新しい時代の番組に関われることを非常にうれしく思っています」と、同氏は語った。(報道局 西川ゆずこ)
http://www.nhk.or.jp/sch/inter-tatta/index.html