ポイントキャスト(株)は、『ポイントキャスト
ネットワーク』を利用し、企業内でイントラネット放送を行なうための4つのツールを発表した。
ポイントキャスト
ネットワークは、インターネットを通じてユーザーのPC画面上にニュースなどの最新情報を配信する情報提供サービスで、日本では'97年10月に開始された。ユーザー数は'98年1月で8万人以上、そのうち企業内ユーザーが約80パーセントをしめるとみられている。
今回発表されたイントラネット放送ツールは、同情報サービスを受動受信するためのクライアントソフト『ポイントキャスト
ネットワーク 日本語版 2.0』を利用して、企業内で独自のイントラネット放送を可能にするというもので、以下の4ツールが用意されている。
・ポイントキャスト・キャッシュマネージャ
イントラネット上のサーバーにポイントキャストのニュースや情報をキャッシュし、企業内のネットワーク負荷を軽減する管理者用ツール。
・ポイントキャスト・アドミニストレータ
クライアントの設定などを集中制御する管理者用ツール。
・ポイントキャスト・イントラネット放送マネージャ
ポイントキャスト上に社内独自のイントラネットチャンネルを制作するツール。イントラネットチャンネルは、カテゴリーとグループによる情報分類が可能。
・ポイントキャスト・スタジオ
広告ウインドー用に30秒のアニメーションを制作するツール。
イントラネット放送には、企業内のネットワークインフラをそのまま利用できる。同社は、これらツールを導入することで、ネットワークによる負荷が軽減し、クライアントの集中制御を行なえるほか、社内コミュニケーションの効率化が図れるとしている。
なお、これらツールは同社ホームページから無償でダウンロードできる。ポイントキャスト・キャッシュマネージャは2月下旬から、ポイントキャスト・アドミニストレータ、ポイントキャスト・イントラネット放送マネージャ、ポイントキャスト・スタジオは3月下旬から順次提供する予定。(報道局 桑本美鈴)
http://www.pointcast.ne.jp/