米マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長は、20日ロンドンの金融期間関係者を対象に、衛星回線で講演を行なった。
この講演の中で、同氏は「『WindowsNT5.0』の“β2”は、'98年中頃に配布される」と述べ、「製品版の出荷は、“β2”の配布から半年ないし9ヵ月以内になるだろう」との見通しを示した。しかし、「われわれの優先順位は、製品のクォリティーにある」として、具体的な出荷日については、最後まで言及しなかった。
同氏は、「“β2”には、製品版でアップグレードされる特徴がすべて盛り込まれている。そして、『WindowsNT5.0』は、マイクロソフトにとって非常に大きな一里塚であり、今後数年間を担う非常に重要な製品である」と述べた。
ただし、同氏は、米司法省と係争中の『IE4.0』のバンドル問題については言及しなかった。(報道局 佐藤和彦)
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