日本アイ・ビー・エム(株)(以下IBM)は、コンビニエンスストア「ローソン」店頭に設置された無人端末「Loppi(ロッピー)」のバックエンドサーバとして、Linuxを採用した。
Loppiは、全国のローソン7600店舗に設置された無人端末で、チケットやギフト商品販売などを行なっている。IBMは、LoppiのほかにもコンビニエンスストアのMMS(Malti Media Station)を手がけており、従来のLoppiもIBM製だ。
今回IBMでは、このLoppiのバックエンドを司るPCサーバ「eserver xSeries」を、Linuxで運用する。このバックエンドサーバは、ローソン各店舗にメインとバックアップ用途で2台づつ配置されるので、7600店舗×2台=1万5000台のLinuxサーバが全国のローソンに配置されるというわけだ。
バックエンドを強化したLoppiでは、
- デジタルカメラデータのDPEプリントサービス
- 音楽、ゲーム配信などコンテンツ配信機能の強化
- インターネットや衛星経由のタイムリーな情報提供
などを行なっていく。
IBMによると、Loppiはあくまでもクライアント端末として使い、バックエンドのxSeriesにインテリジェントな面を担当させることによって、機能強化を容易に行なっていくことが可能だという。