日本語redhat Linuxのディストリビュータであるレーザー5は、同社Webページ上で、9月発売予定の「日本語redhat Linux 6.0」の開発仕様を公開した。さらに、日本語redhat Linux 6.0β1.0版を今月末にFTPにより配布し、モニター申込者(別途同ページ上で近日中に募集)100にCD-ROMを配布することを発表した。
日本語redhat 6.0は、カーネルにLinux 2.2.5、基本ライブラリにはGlibc 2.1.1、ウィンドウシステムはXFree86 3.4(7月中にリリースされることが前提)、デスクトップ環境にはGNOME 1.0、KDE 1.1.2を用いることが発表されているが、いずれも「7月5日現在」という注釈が付いたりと、開発仕様だけあって、今後変更が加えられる可能性はある。
なお、米Red HatのWebページでは、Red Hat Linux 6.0のWhite Papersが公開されており、以下の文書が新しくなっている。
- Changes in RPM 3.0
- Enhanced Console Access
- Advanced Font System
- GNU C Library Compatibility Environment
- Initscripts & Logging