Macworld Conference & Expo 2009レポート 第2回
従来より40%大きいバッテリーを採用
バッテリーを大幅強化! 新17インチMacBook Proが登場
2009年01月07日 04時30分更新
米アップルは現地時間6日、ハイエンドノートブック「MacBook Pro」の17インチモデルをフルモデルチェンジし、1月末に発売すると発表した。価格は31万8800円。オンラインのApple Storeにおける出荷予定は「3〜4週」となっている(Apple Storeで見る)。
10月に発表したMacBook/15インチMacBook Proと同じく外観デザインを一新し、アルミ製のユニティーボディーやマルチタッチ対応のガラストラックパッド、Mini DisplayPortを採用したのが特徴だ(関連記事)。
17インチモデルの新要素としてはバッテリーに注目したい(アップルの紹介ページ)。従来モデルのバッテリーはユーザーの手で交換できる位置にあったが、新モデルでは独自のリチウムポリマーバッテリーを本体に内蔵するようになった。それに伴う本体構造の見直しにより、従来より40%大きいサイズのバッテリーを採用できるようになって、バッテリー駆動時間が最大8時間に延びた。
また「Adaptive Charging」(アダプティブチャージング)と呼ばれるバッテリー制御技術を採用。バッテリー内蔵のマイクロチップとMacが交信し、充電方法などをこまめに調節することで、「従来のノートブックバッテリーの3倍以上に相当する最大1000回の充電サイクルを実現」(アップル)したという。ちなみにアップルはバッテリーの交換費用について1万9800円と案内している(英語の紹介ページ)。
バッテリー以外の主な特徴は以下の通りだ。
- 統合型の「GeForce 9400M」と独立型の「GeForce 9600M GT」という2基のGPUを搭載
- 従来モデルに比べ色域が60%拡大した液晶ディスプレー(コントラスト比は700:1)
- 最大8GBまでのメモリー容量をサポート(旧モデルや15インチMacBook Proは4GBまで)
- Apple StoreのBTOオプションにて、256GBのSSD(価格は10万3950円)や非光沢ディスプレー(5670円)が選べる
※次ページに旧モデルとのスペック比較表を用意
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