UMPC/Netbookの代表格「Eee PC」シリーズで、長時間駆動モデルとして販売されていた「Eee PC 901-X」。28日、その901-Xの後継モデルとなる「Eee PC 901-16G」が発表された。発売日は29日。価格はオープンプライスで、予想実売価格は5万4800円だ。
従来からの変更点は、内蔵SSDを12GBから16GBに増量して、OS高速起動技術「XpressPath」を採用したというところ。内蔵SSDの構成は、901-XではCドライブ4GB+Dドライブ8GBだったが、Eee PC 901-16GではCドライブのみで16GBに変わっている。従来機では、Windows XPが入っているCドライブの空き領域が少なくなりがちだったが、新モデルでは余裕を持って使えそうだ。
XpressPathは、高速なSSDコントローラーを搭載し、起動時の画面表示を省略することで、OSの起動時間を短縮するというもの。先日発売した「Eee PC S101」も採用しており、901-Xより起動時間が大幅に短縮することが望めるだろう(関連記事)。
バッテリー駆動時間が、約8.1時間というのも特徴のひとつだ。901-Xの8.3時間よりわずかに短くなったとはいえ、それでもUMPC/Netbookの中では長い部類に入る(計測方法はともにJEITAバッテリ動作時間測定法 Ver1.0)。
液晶ディスプレーは8.9型ワイドで、解像度は1024×600ドット。CPUはAtom N270(1.60GHz)、メモリーは1GB。本体サイズは幅225×奥行き175.5×高さ22.7(最厚部39)mm、重量は約1.1kgだ。無料のウェブストレージが20GBぶん利用できる。