3連休の中日となった本日23日、CAFFE SOLARE(カフェソラーレ)LinuxCafe秋葉原にてエムエスアイコンピュータージャパン主催のアキバイベント「MSI お客様大感謝祭 2008 秋」が開催された。
言うまでもなく、MSIの新製品や新機能を紹介するのが同イベントの趣旨。お馴染みとなっている同社の石岡氏による軽快な司会のもと、大きく分けて3つのセッションが実施され、会場内には多くのユーザーが集まっていた。
ビデオカードには「わかめ」を採用!?
集まったギャラリーの前に置かれたディスプレイに、いきなり「わかめ」と映し出される。「MSIグラフィックスカード」のセッションはなんともユニークな掴みでスタートしたが、これが全く無関係な話ではないから驚きだ。実は、GeForceシリーズであれば「N9600GT-T2D1GJ-OC」や「N9600GSO-T2D384-OC」、Radeonシリーズであれば「Radeon HD 4830」搭載モデルで採用されている冷却ファン「Seaweed-Blade Fan」のことで、日本語にすると「わかめ」ならぬ「海藻ファン」となるとのこと。海中を漂う海藻のユラユラをヒントに開発されたというこの冷却ファンは、効率的なエアフローと高い静音性を実現するという。
「Seaweed-Blade Fan」では伝わりにくい部分もあるので、今後国内展開する製品に関しては「海藻ファン」というネーミングを公式に採用するという石岡氏コメントには、同じエムエスアイコンピュータージャパンのスタッフも「え?ホントですか!?」と驚く場面も。今後の同社製ビデオカードでは、ヒートシンクの形状だけでなく、採用冷却ファンにも注目していきたいところだ。
Blu-rayドライブ搭載16インチノートが10万円切り!?
今年はAtom採用の小型ノートPCが好調だが、来年以降は改めてノートブック市場を見直し新モデルを投入するというコメントで始まった「ノート新製品の紹介」。「ところで皆さん、ハンドキャリー便ってご存知ですか? 人が手で持って運んでくるという高額な輸送なんですが、このモデルは今朝の10時に台湾から到着しました」(石岡氏)と掲げて見せたのが、来月中、できればクリスマスには間に合わせたいとしている16:9の光沢タイプ16インチワイド液晶を採用した新型モデル「EX620」だ。
Core 2 Duo P9500をメモリに2GB×2の4GBを搭載し、チップセットは「PM45」+「ICH9-M」。GPUにMobility Radeon HD 3470を採用するというハイエンドノートで、さらに光学ドライブには、同社製ノートPCでは初となるBlu-ray対応ドライブを採用するという。価格は、今のところスーパーマルチドライブ採用モデルで約9万8000円程度を予定。Blu-ray対応ドライブモデルの場合も、差額分をざっと計算しても、かなり意欲的な価格設定となるのがお分かりだろう。
(次ページへ続く)