コメント入り年賀状も、思わず吹き出す「写真で一言」もカンタンに
来年は「丑」。まだお盆を過ぎたばかりだけど、そろそろ年賀状の話題が出てくるころだ。年賀状の定番といえば、やっぱり家族の写真入り年賀状。とはいえ、ただ写真を貼ってあるだけじゃ味気ない。
「結婚しました!」「娘が小学生になりました」「今年こそは新刊落としません」なんて手書きのコメントを入れたりしたくなるのが人情だ。毎年、秋に入ったころから年賀状ムックを片手にパソコンと悪戦苦闘、なんて人も少なくないんじゃないだろうか。
今回カシオから登場したフォトプリンター「プリン写ル PCP-1200」は、その苦労をまるっと帳消しにしてくれるアイテムだ。写真を見てもらえば分かるとおり、7インチサイズのタッチパネルを備えており、写真に直接ペンタッチで書き込みできるのが特徴だ。
写真の切り抜き(トリミング)や拡大/縮小といった操作もタッチパネル上で行なえる。また、ハートや星など、全60種類のスタンプを使って写真をデコレーションできるなど、かなり自由に遊べるようになっている。友だちの写真に一言コメントをつけくわえ、思わず吹き出してしまうような一枚を作るのも楽しいだろう。
宛名は1000件登録可能、家族みんなで使えます
年賀状を作るための必須条件、はがきの「宛名」と「文面」ももちろん印刷できる。文面は年賀状や残暑見舞いなど全部で294種類。登録できる宛名は最大1000件までと、従来機種の460件から2倍以上にたっぷりと増えている。
家族でそれぞれ異なるデザインの年賀状を出したいという人もいるだろう。登録した宛先と文面は「お父さん用」「お母さん用」など、5つまで分類しておけるのもポイントだ。
テキストは付属のキーボードを使って入力するほか、パソコン上で「Jアドレス形式」で作成した住所録データをメモリーカードから取り込むこともできる。フォントは毛筆流麗体などの5種類の内蔵データが使用可能だ。
プリント速度は、はがきの宛名で1枚あたり約40秒、はがきの文面で1枚あたり約45秒。L判の写真で1枚あたり約50秒、2L判の写真で1枚あたり約75秒と標準的なレベル。
プリントサイズは、はがき/A6/L判(127×89mm)/2L判(178×127mm)/10×15タブ付き(165×102mm)/シール紙(148×100mm)の6種類。印刷密度は2400×1200dpiとこちらも4色インクのフォトプリンターとしてはスタンダードだ。
価格はオープンプライスで、予想実売価格は5万5000円前後だ。消耗品としては、L判フォト光沢用紙50枚(型番「PC-150」)が1050円、プリントカートリッジ1本とL判フォト光沢用紙20枚のセット(型番「CJ-350CRP」)が3990円など。
また、同時に3.5インチ液晶パネル(タッチパネルではない)を搭載した「プリン写ル PCP-250」も発表している。こちらは手書き機能やスタンプ機能を搭載しない低価格モデル。価格は4万円前後だ。
かんたん操作でスイスイ遊べるフォトプリンター。一度お店で試してみて、画質と速度に満足できたら購入を検討してみてほしい。