これまでの記事を読んできて、「BDレコーダーがほしい! とにかくほしい!」と絶叫している読者もいることだろう。とはいえ、そのまま量販店に足を運び、いきなり予備知識なしにズラリとならぶレコーダーを前にしたところで、ただ途方に暮れてしまうことは必至だ。
そこでこの記事では最後のまとめとして、お店で売っているラインナップを整理していく。それぞれの特徴をポイントごとにまとめているので、ざっと目を通すだけでも製品の全体像が見えてくるはずだ。
BDレコの主要ラインナップを総ざらい!
まず押さえておきたいのがHDD容量。実売価格もほとんどここで決まってくる。まずは複雑なラインナップをHDD容量別に分類してみた。下の図はHDD容量別に各社のラインナップを表したものだ。
一見して、500GBのミドルレンジ帯に製品が集中しているのが分かると思う。だが、同じクラスの製品でも、端子の金メッキ処理やi.LINK端子の有無など、グレード感は異なる。メーカーごとの売りや特徴をざっくりとまとめた下記の表もあわせて参照してほしい。
BDレコーダー、メーカー別の性格や特徴 | ||
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多機能で勝負! ソニー BDZシリーズ |
ミドルレンジには320GBと独自の容量を打ち出す。他社とは違い、映画を見たい、番組を録りたい、ビデオカメラの映像を残す、映像を持ち出したいといった用途別にラインナップを分けているのが特徴だ。 | |
画質と操作感で選ぶ パナソニック DIGAシリーズ |
北京オリンピック公式スポンサーだけあって、「ジャンル別番組表」(後述)などスポーツ録画を強く打ち出す。全体的に、初心者にもやさしい操作性を重視したモデルが多い。 | |
AQUOSユーザーなら シャープ AQUOSブルーレイ |
AQUOSとの連携を強調したモデルを今夏投入。AQUOSとつなぐだけで最適な画質に自動調整する機能を搭載。待機状態の消費電力を抑えるなどエコに配慮した設計で、環境に優しいこともアピール。 | |
リモコンに革命?! 三菱電機 REALブルーレイ |
250GBと500GBの2モデルを投入。サウンド面の強化、長時間録画などの基本性能も充実。また、使いやすいタッチパネルリモコンは、他社にはない大きな特徴。三菱電機製のエアコンの制御も行なえるのは、白物家電を扱うメーカーならでは!? |
それではまず1TBという最強の記憶容量を持つ製品から!
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