管理から編集まで、すべてをサポートする写真ツール
ACDSeeシリーズといえば、画像管理ソフトの定番ツール。エクスプローラに似た表示・管理画面や多彩な画像フォーマットに対応しつつ高速な表示が可能なビューアを備え、たくさんの画像を閲覧・管理するのに便利だ。
シリーズには編集機能に特化した「ACDSee Photo Editor」や編集機能+画像管理ツールの「ACDSee Photo Maneger」などがあるが、「ACDSee Pro 2」はRAW現像や画像補正なども備えた上位ソフトだ。
本ソフトは、画像編集機能を持つとはいえACDSee Photo EditorやPhotoshopのような編集機能が中心ではなく、かといって画像管理ツールのオマケとして編集機能が付いているわけでもない。あくまでも2つの中間となる仕様だ。デジタルカメラ画像を管理し、かつスムーズに画像の編集へ移行するというワークフローを意識したトータルな作りとなっている。
編集長YのACDSee熱愛宣言――私がこの子に惚れてる理由
とあるソフトウェアディストリビュータが日本でACDSeeシリーズを紹介してから、おそらく6、7年は使っている。
当時画像サムネイル表示ソフトはすでに存在していたが、サムネイルをドラッグアンドドロップしてコピーなどのファイル操作ができるソフトウェアはなかった。ACDSeeにはそれが出来たのだ。私は感動し、以来変わらずACDSeeをファイル操作に使っている。
何回かメジャーなバージョンアップを繰り返してきた同ソフトだが、いつも私が気にしているのは「どこが変わったか?」ではなく、「どこが変わらなかったか?」だ。
いつも手にする“道具”として使うソフトには、機能追加による変化よりも速度や使い勝手の向上のほうが喜ばしいのだ。その観点から今回のPro2をさわってみると、極めていい方向に進化していると感じた。これからもACDSeeシリーズには「変わらない」進化をつづけていってほしい。
お詫びと訂正:掲載当初、記事内の一部においてシリーズ名「ACDSee」のつづりに誤りがありました。ここにお詫びすると共に訂正いたします。