4月27日は日本代表チームが決定した日です。何の? 北京オリンピックの代表――ではありません。
マイクロソフトが主催する「Imagine Cup 2008」の日本代表チームを決定する選考会が、HAL名古屋で行なわれました。舞台は、学生を対象とする人材育成支援イベント「The Student Day 2008」(主催:The Student Day 実行委員会)のステージ会場です。
![エマニュエル・オグニサンティさん エマニュエル・オグニサンティさん](/img/2008/05/02/47245/l/383aedecc4ce223d.jpg)
![会場を埋め尽くす観客 会場を埋め尽くす観客](/img/2008/05/02/47246/l/745d3d7c04260897.jpg)
米マイクロソフトからImagine Cup 2008の総責任者エマニュエル・オグニサンティさんが来日。高校生や大学生など330人ほどの観客、そして審査員やプレスが注目するなか、予備審査を突破した3チームが登場。与えられた10分という時間内に、作成したソフトウェアのプレゼンテーションを行ない、加えて8分間の審査員との質疑応答が行なわれました。想像しただけで緊張の汗が噴出!?
Imagine Cupというのは、マイクロソフトが毎年開催している、世界規模の学生向けIT技術コンテストです。エントリー数は年々増え続け、昨年は10万人を突破。第6回目となる今年は全世界で約20万人もの学生がエントリーしたといいます。
各国で代表が決まると、ファイナルの世界大会(今年の会場はパリ)では、65か国の国々から代表選手350人(現時点での予定)、さらに審査員やスタッフなどまであわせると総勢1000人くらいの人間が集い、1週間近くかけてコンテストが実施されます。その費用のほとんどをマイクロソフトが負担しているのですが、いったいいくらかかるんでしょう? 想像もつきません。
ちなみにImagine Cupの目的は、「ITやプログラミングに興味を持つ全世界の学生を対象に、学生の持つ可能性を引き出し、世界をリードする人材を発掘、育成すること」(マイクロソフト)です。優秀な学生をスカウトするのが目的かというと、そういうことはいっさいありません。参加した学生たちには、純粋に(しかもほとんどロハで)、自分たちの能力を他の国々の代表たちと競いあう場として、この機会が提供されます。さらに勝てば賞金が出ますし、もしかしたらこれをきっかけに起業できる可能性だってあるのです。
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