海外でまたまたスゴイロボットが誕生しました。Jordan Guelde氏がデザインした、山火事の延焼を防ぐことに特化した2足歩行型ロボットです。
山火事は人間の不注意から起きることもありますし、自然発生する場合もあります。いずれにせよ、一度燃え始めたら雨でも降らない限り、木々や野生動物を燃やし尽くすまで止まりません。消火するにしても空から陸から放水しなければならず、多大な労力がかかります。
「消えぬなら 切ってしまえ 森の木々」と言ったかどうかはわかりませんが、そのようなコンセプトで開発されたのが、この「Forest Fire “Clear Cut” Robot」です。両手に備わった丸ノコギリを見れば分かるとおり、消火というよりも、火災現場の周りの木々を切り倒して、延焼しないようにすることを目的としているようです。なるほど、燃え移るものが無くなれば鎮火は時間の問題ですからね。
このロボットは、600ものパーツを使い、半年がかりで制作されたとのことですが、残念ながらまだプラモデルレベルのプロトタイプにすぎません。そう遠くない未来に実用化されるかもしれませんが、ハリウッド映画か日本のアニメでデビューするほうが先でしょうね。