じつを言うと、先週は科学技術週間でした。科学技術週間とは、日本の科学技術の振興を図ることを目的として昭和35年2月に制定された、由緒正しい年中行事です。この間、全国各地の科学館や博物館などでは講演会や展覧会など、さまざまな催しが行われるのですが、忘れちゃいけないのが「一家に1枚」シリーズポスターの配布です。
今年はズバリ「光マップ」!
ここ数年、科学技術週間になると、科学をテーマとするポスターが作られ、全国の科学館や博物館などを通じて配布されています。もとをたどると2005年、玉尾皓平先生(現・理化学研究所フロンティア研究システムセンター長)が提唱し、文部科学省にて製作された「一家に1枚周期表」が発端。この発表時に玉尾先生が書かれた“できました「一家に1枚周期表」”という解説文がじつにふるっていて、その理科教育にかける想いが熱くてカッコイイのですが、脱線するのでリンクだけ張っておきます。
ポスターはその後、ヒトゲノムマップ(2006年)、宇宙図(2007年)ときて、今年は光マップが製作されました。光マップ――魅惑的な響きです。そこには、自然界や私たちの生活の中で光がどのように創られ、どのように使われているかが、1枚の横長用紙にギュッとまとめられています。じつはこのポスター、太っ腹なことにPDFで無償配布されています。ダウンロード先はコチラ。