27日に鉄人力が試されるDS用ソフト「鉄道ゼミナール -JR編-」の発売を記念した「豊岡真澄さん引退直前『鉄道ゼミナール』発売イベント」がソフマップアミューズメント館にて開催された。
発売イベントには、同ソフトの制作を担当した向谷実氏と、3月末をもって引退した鉄道アイドルの豊岡真澄さんが司会兼ゲストとして登場。会場には平日にもかかわらず100人を超える鉄人と豊岡さんのファンが終結していた。
「鉄道ゼミナール -JR編-」は、JRグループ全社の協力で誕生したソフト。同グループといえば地区ごとに旅客業務を行なっている東日本、西日本、東海、北海道、四国、九州の6社が有名だが、これに加えて本ソフトでは貨物を取り扱うJR貨物という普段の生活にはなじみの薄いであろう会社にも協力を仰いでいるのだ。
鉄道ゼミナールという名前の示すとおり、単なるクイズゲームだけではなくコラムや鉄道用語、車両データなども収録されており、日々の鉄道旅行に持って歩き、行く先々で出会った鉄道などを調べられるようになっている。
ゲーム要素であるクイズ(検定)で収録されている問題は全部で1500問。問題の作成は、向谷氏率いる音楽館のスタッフの英知を結集した秀逸なものばかり。しかも、それらすべての問題がJR各社のチェックを受けているというのだから、内容にも期待して間違いないだろう。
向谷氏は「自分たちで作っていますが、一番難しい超特級は、100点取れないこともある」とコメントし、豊岡さんは「初級はクリアできましたが、中級では2、3回受験しないと合格できませんでした」と語るほど。また、豊岡さんを鉄道アイドルとして育てあげた生みの親で、鉄道ファンから熱い支持を集めるマネージャーの南田氏も100点は取れなかったとのことだ。
とはいえ、初級や中級は鉄道に詳しくない人でも何回かプレイすればクリアできるレベル。向谷氏は「これをプレイすることで、鉄道に興味ない人が持ってもらう機会になってくれる内容になっている」と話していた。
続いて、ゲームに出題されている問題を使ったゲーム大会が行なわれた。出題された問題は、初級、中級からの出題とのことだが、会場にいる鉄人たちが間違えてしまったり、1人しか手を上げなかいといった1コマも。
ちなみにこのゲーム大会で、正解した人には、豊岡さんのサイン入り時刻表と同ソフトのポスターがもらえた。
最後に豊岡さんから、会場を訪れたファンへ引退するにあたってメッセージが送られ、向谷氏から花束が渡されてイベントは終了となった。
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