キングソフト(株)は28日、オフィススイート「Kingsoft Office 2007」において、ユーザーの意見を反映した機能の追加・修正を施した「Kingsoft Office 2007 ver.1.4」を無償公開した。バージョンアップは、同日以降のダウンロードファイルには既に反映されているほか、現在利用中のプログラムも、インターネットを通じて自動で順次アップデートされる。
Kingsoft Office 2007は、ワープロソフト「Kingsoft Writer」、表計算ソフト「Kingsoft Spreadsheets」、プレゼンテーションソフト「Kingsoft Presentation」の3本で構成されるオフィススイート。
今回のバージョンアップにおける共通の変更点としては、文書に挿入された画像ファイルを右クリックメニューで保存できる「図として保存する」機能を追加したほか、一度確定した日本語の文章を部分選択して右クリックすることで日本語の再変換ができるようになった。
そのほかの個別の主な修正点は以下のとおり。
- Kingsoft Writer
- 「フォーム」ツールバーを追加
- 印刷形式に「本」(縦方向に谷折り)「本」(縦方向に山折り)を追加
- Kingsoft Spreadsheets
- 行・列を指定してセルを移動できるジャンプ機能を追加
- 関数ダイアログで関数を検索する機能を追加
- 表示桁数で計算する機能を追加
- 指定した期間内の日数を表示する関数「DATEDIF」を追加
- Kingsoft Presentation
- 表の行削除を行なうショートカットキー(Shift+Delete)を追加
- アウトライン印刷機能を追加