(株)アスクは21日、米エヌビディア社(NVIDIA)の最新GPU「GeForce 9600 GT」(関連記事)を搭載する香港ZOTAC社製のグラフィックスカード「ZOTAC 9600GT」シリーズとして、オーバークロック版の「ZT-96TES3P-FCP」「ZT-96TES3P-FSP」、スタンダードクロックの「ZT-96TES2P-FSP」の3機種を発表した。ZT-96TES3P-FSPを本日付けで、ZT-96TES3P-FCPとZT-96TES2P-FSPを2月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、予想実売価格はいずれも2万円台後半。
お詫びと訂正:掲載当初、台湾ZOTAC社としていましたが、正しくは香港ZOTAC社になります。ここにお詫びすると共に訂正いたします。(2008/02/22)
ZT-96TES3P-FCPはGPUとメモリーをともにオーバークロック動作させたモデルで、コアクロックは725MHz(スタンダード版は650MHz)、シェーダークロックは1750MHz(同1625MHz)、メモリークロックは1000MHz(同900MHz)で動作させている。インターフェースはPCI-Express 2.0に対応する。ビデオメモリーの容量はDDR3 512MB。カードサイズはシングルスロット仕様となっている。
ZT-96TES3P-FSPは、ZT-96TES3P-FCPよりやや低いがスタンダード版よりも高い周波数で動作させたモデルで、コアクロックは675MHz、シェーダークロックは1650MHzで動作させている(メモリーはスタンダード版と同じ)。そのほかの仕様はZT-96TES3P-FCPと同等。
いずれも映像出力はデュアルリンク対応のDVI-I端子(HDCP対応)×2とSビデオ端子を備える。また、付属の変換ケーブルを利用してHDMI出力端子にも対応する。
また同社は同時に、GeForce 9600 GTを搭載する台湾Albatron社製のグラフィックスカード「Albatron 9600GT」も発表した。22日に発売する。価格はオープンプライスで、予想実売価格は2万円台後半。仕様はZT-96TES2P-FSPと同等で、オーバークロックはされていない。カードサイズはシングルスロット仕様。