デジタルアーツ(株)は13日、家庭向けフィルタリングソフト「i-フィルター」シリーズの最新版、子どものインターネット利用を管理できる「i-フィルター 5.0」を発表した。価格はダウンロード版が4200円、パッケージ版は6090円。発売日はダウンロード版が先行して今月25日に、パッケージ版は29日。
i-フィルター 5.0は、パソコン操作が苦手なユーザーでも直感的に利用できるように開発されたフィルタリングソフト。操作に迷った場合、アプリケーションのスタートメニューに表示されている「かんたんナビゲーション」をクリックすれば、サポートセンターで多数の問い合わせを受けている事例を中心に設定方法を目的別に検索できるのが特徴。
フィルタリング機能としては、有害サイトの閲覧禁止といった一般的な機能に加えて、同社の企業向けフィルタリングソフト「i-FILTER」に搭載されている掲示板への書き込みを禁止する「掲示板書き込みブロック機能」や、ショッピングサイトの閲覧は可能だが購入手続きは禁止する「購入ページブロック機能」を追加している。
そのほかに、「子どもには検索サイトの検索結果に表示される有害・悪質な単語を含む文章も見せたくない」という要望に応え、検索結果の上に画像を被せて見えなくする「検索結果フィルター」を搭載した。この機能は従来から搭載している、登録した任意の単語を伏せ字で表示する「伏せ字ブロック」機能と併用して利用することも可能だ。
さらに、曜日や時間ごとのインターネット利用時間の指定や、使用した検索単語や閲覧カテゴリー、利用時間帯も確認することもできる。
対応OSはWindows Vista/XP SP2/2000(SP4)。
同日開かれた記者説明会にて、代表取締役社長の道具 登志夫(ドウグ トシオ)氏は発売への経緯と今後の展開について、「5.0へのバージョンアップは、前バージョンから2年半ぶりとなる。この2年半の間は、ゲーム機やプロバイダー、パソコンへのバンドルといったルートを捜していた。フィルタリングが普及していく中で、バンドル製品のバージョンアップや、携帯電話への提供といった展開をしていきたい」と述べた。