(株)NTTドコモとNTTドコモグループ8社は20日、同社がNTTドコモのケータイユーザー向けとして今月10日に提供開始した「緊急速報『エリアメール』」(関連記事)で配信する緊急情報の種類を、21日に拡大すると発表した。既存の気象庁提供による「緊急地震速報」に加えて、地方公共団体による「災害情報」や「避難情報」などの緊急情報が配信されるようになる。サービス拡大後も月額使用料と通信料は無料。
配信の対象となる緊急情報が拡大されることで、地震だけでなく、住民の安全にかかわる津波や台風といった自然災害などの情報がエリアメールで配信されるようになる。情報配信元は、NTTドコモと契約した都道府県/市町村/特別区などの地方公共団体と中央省庁に限られ、同日に配信申し込みの受け付けも開始する。
なお、KDDI(株)とソフトバンクモバイル(株)は20日現在ではまだ緊急速報サービスを提供開始していない。両社に対して予定を聞いたところ、KDDIからは「緊急速報対応の端末はNTTドコモと共同で開発しており、2007年度中(2008年3月まで)にサービス開始する予定です」との回答を得た。ソフトバンクモバイルからは「2008年中(2008年12月まで)にサービス開始する予定です」とのことだった。