アップルジャパン(株)が8日に発表した、統合パッケージソフト「iLife '08」。前回掲載した写真管理ソフト「iPhoto」とムービー編集ソフト「iMovie」に続き、今回はサウンド作成ソフト「GarageBand」を見ていこう。
クリックだけでオリジナルのBGMを作成
GarageBandの主な変更点は以下のとおり。
- 楽器を選んでいくだけで曲が完成する“Magic GrageBand”
- 同じパードを何度か録音し、いちばんいいテイクを簡単に選び出せる“マルチテイクレコーディング”
- 各EQバンドをドラッグして視覚的に周波数を調整できる“ビジュアルEQ”
中でも目玉となるのは、“Magic GarageBand”だろう。従来のGarageBandも、初心者向けに扱いやすいインターフェースを用意していた。しかしそんな状態でも、そもそもパソコンで曲を作ったことのない未経験者は、どの音をどれと重ねれば見栄えのする曲になるのかまったく見当が付かず、ハードルが高いと感じていたのだ。
Magic GarageBandで曲のジャンルを選ぶ
そこで追加されたのが、クリックだけでオリジナルのBGMを作れるMacgic GarageBandになる。極端な話、最初に表れるロック/ジャズ/ラテン/レゲエといった9種類のジャンルから好みのものを選ぶだけで曲が完成する。
Magic GarageBandで楽器を変更
初期状態に自分なりのアレンジを加えたいなら、クリックで楽器の組み合わせを変えていけばいい。アップルによれば、ジャンルと楽器の組み合わせは約3000曲にものぼるという。さらに細部を調整したければ、Magic GarageBand終了後に切り替わる通常画面で編集できる。
ちなみにiMovieにも、最初にトランジションなどを選ぶだけで、あとはビデオの取り込みから編集までソフトが自動で行なってくれる“Magic iMovie”という機能が備わっている。