アップルジャパン(株)が8日に発表した、統合パッケージソフト「iLife '08」。前回掲載した写真管理ソフト「iPhoto」に続き、今回はムービー編集ソフト「iMovie」の新機能についてムービーで見ていこう。
「まったく新しいソフトとして位置づける」
アップルが「バージョンアップではなく、まったく新しいソフトとして位置付ける」と解説するように、iMovieは従来バージョンとはインターフェースや使い勝手が大きく変わっている。主な新要素は以下のとおり。
- ムービーのプロジェクトファイルを管理できるようになった
- ムービークリップのプレビュー方法を変更
- YouTubeへのアップロードに対応
- AVCHDやMPEG-2のカメラの取り込みに対応(対応カメラ)
クリップのプレビュー
インターフェースでは、新たにiTunesやiPhotoのような「ライブラリ」欄が画面左下に追加された。従来のiMovieは、ムービーのプロジェクトごとにファイルを作成していたが、新バージョンではすべてのプロジェクトをiMovie上で管理するというコンセプトを採用している。
また、クリップの表示方法も変わっている。従来のiMovieは、カメラなどから取り込んだクリップを、ひとつのサムネイルとして画面右上に表示していた。新バージョンでは、ひとつのクリップの内容をフィルムロールのように展開し、4秒や10秒など一定時間で作成した複数のサムネイルとして画面右下に表示するスタイルになっている。
さらに新バージョンでは、サムネイル上をポインターを置き、左右に動かすことで音声付きで中身をプレビューできる。これはiPhotoの「イベント」欄のサムネイルのような挙動だ。
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