日本ビクター(株)は3日、片面2層書き換えに対応したDVD-RWメディアとしては世界初という(2007年7月3日時点、同社調べ)データ用DVD-RW DL『VD-W85A』を8月下旬に発売すると発表した。価格はオープンプライス。
VD-W85Aは、DVDフォーラムによって6月に新しく策定された“DVD-RW for DL Ver.2.0”規格に準拠したデータ用2層書き換え対応DVD-RWメディア。独自開発の“インバース・スタック”(対向貼り合わせ)技術により、高品質の安定した片面2層書き換えに対応したという。書き換え可能回数は約1000回。独自のハードコード技術をディスクに施しており、ハードコードを施していない同社製品に比べて100倍以上キズが付きにくい仕様となっている。記録容量は8.5GB。対応記録速度は2倍速(22.16Mbps)。
なお、2007年7月現在では同製品に対応する記録型DVDドライブ、DVDプレーヤーともに販売されていないという。同社では、本規格が正式に策定されたことにより、今後各社から対応するDVD機器の発売・普及が予想されるとしている。