米グーグル社は5日、同社の地図サービス“Google Maps”の地図上に、コメントなどと一緒に目印を貼り付けて共有できる機能“MyMap”を追加したと発表した。地図の作成には会員サービス“Google Account”への登録が必要。利用は無料。
MyMapは、Google Mapsの地図にラーメンマップや会社周辺情報などのタイトルを付けて、地図の座標に目印と共にコメント/写真などを貼り付けて自分の目的に合わせたガイド地図を作成できる機能。作成した地図にはユニークなURLが割り当てられるため、そのURLを利用して友人などと地図を共有できるのが特徴。共有レベルとして、URLからのアクセスのみに制限する“非公開”のほか、今後、作成した地図をGoogle Mapsの利用者全員に検索対象とする“公開”にも対応予定となっている。なお、目印などは、ユーザーが作成した地図ごとに管理されるため、Google Maps自体が目印だらけにはならない。
目印を付ける手順は、地図上部のバルーン型アイコンを選択すれば、ワンクリックで地図に付けられる。その際、テキスト入力欄がポップアップ表示され、目印にタイトルと説明を入力できる。このほか、道順や範囲を示すために地図上にマウスで線を記入する機能や、マウスで選択した範囲を反転表示させる“シェイプ機能”なども、上部のアイコンから利用できる。
目印の説明欄には、HTML文も入力可能で、同社が提供する写真共有サービス“Picasa(ピカサ)ウェブ アルバム”や動画共有サービス“Google Video”などで発行されるリンクタグを利用することで、地図上に写真や動画を貼り付けることも可能という。また、作成した地図の目印を含む座標データは、同社の3Dマップアプリケーション“Google Earth”用の“KML”ファイルとしてダウンロードできる。