アップル初となるネットワークメディアプレーヤー「Apple TV」(Apple Storeで見る)。22日に出荷が始まり、アスキーにも実機が到着した。メディアプレーヤーとしての基本的な使い勝手については、以前の記事を参考にしてもらうとして、今回はApple TVにおける7つの謎の1つ(?)である“OSは何を採用しているのか”について調べてみた。
結論から言えば、Apple TVのOSには、ファイル構成が絞られたMac OS Xである“Apple TV OS 10.4.7”が採用されているようだ。以下、Apple TVの分解とHDDの中身について解説していこう。
とりあえず分解してHDDを取り出す
Apple TVのOSを調べるためには、まず本体を分解してHDDを取り出す必要がある。Apple TVをテレビにつないだ状態では、Mac OS Xに付属するメディアプレーヤー“Front Row(フロントロー)”のようなインターフェースしか現われず、そのファイル構造を確かめられないからだ。
Apple TVの分解というと、外観がMac miniに似ているため、Macに詳しい人なら難しそうと感じる人がいるかもしれない。Mac miniからHDDを取り出すには金属製のヘラなどの特殊な工具が必要で、しかも作業にもコツがいる。
しかし、Apple TVの場合は、使う工具はT10とT8のトルクスドライバーだけで、作業の難易度も低い。以下、手順を示していこう。
さて、Apple TVから外したHDDを外付けHDDケースに装着し、Firewire400接続でMacBook Proにつないだところ、すんなりデスクトップにマウントされた。
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