このページの本文へ

ここが変わったWindows Vista 100連発! 第35回

LAN経由でデスクトップを共有できる“Windows ミーティングスペース”

2007年03月09日 11時00分更新

文● 柳谷智宣 アバンギャルド

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

Windows Vistaの新機能“Windows ミーティングスペース”は、LANで接続されたパソコンの間で、ファイルやデスクトップを共有できる簡易な“グループコラボレーション(共同作業)ツール”である。

“Windows ミーティングスペース”

“Windows ミーティングスペース”。最大10人まで同時にアクセスでき、デスクトップを共有したり、ファイルを配布できる

この機能はWindows VistaのHome Premium、Business、Enterprise、Ultimateでお使いいただけます。Home Basicでは、閲覧のみ可能です。

Windows XPでも“Windows Messenger”で共同作業ができたが、Messengerを使用中の者同士でなければ利用できない点がネックだった。Windows ミーティングスペースなら、Vistaパソコン同士を簡単に直結できるので、手軽に電子会議や共同作業が行なえる。

Windows ミーティングスペースでは、複数の参加者が同じデスクトップやファイルを見ながら、会議を進められるのが特徴である。例えば、会議を進行しながらPowerPointでプレゼンテーションファイルを修正するような場合、従来では参加者の1人が自分のパソコン上で修正作業を行なって、保存したファイルを後でメールやファイルサーバー経由で配布する必要があった。しかしWindows ミーティングスペースを使うと、Windows ミーティングスペース上でリアルタイムに全員が1つのファイルの修正作業に携われるうえ、作成したファイルを配布することもできる。通信は暗号化されており、会議の参加にパスワード入力を必要とすることも可能だ。

初回起動時に名前を設定

初回起動時に、会議に参加する際の名前を入力する。会議に招待される場合は、自動的にサインインする設定にしておくと便利

“新しいミーティングの開始”をクリック

会議を主催するなら“新しいミーティングの開始”をクリック。ミーティングの名称と参加者に求めるパスワードを入力する

参加者は“近くのミーティングに参加”をクリックし、パスワードを入力すれば利用できる

ミーティングが作成される。参加者は“近くのミーティングに参加”をクリックして会議を選び、パスワードを入力すれば利用できる

なお、デスクトップを共有すると、すべての作業がミーティングスペース上で行なえるようになるので、使い方には注意が必要だ。プレゼン資料を修正するだけなら、PowerPointのみを共有するといった設定も可能だ。

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン