SAPジャパンは、中小企業向けERPパッケージ「SAP Business One」の新版、「SAP Business One 2005B」の出荷を開始すると発表した。
日本の顧客のニーズに対応した新機能を搭載
SAP Business Oneは、財務/管理会計、販売/仕入/在庫管理、顧客管理、営業支援などの機能を備えた中小企業向けERPパッケージ。
新バージョンとなる「SAP Business One 2005B」では、日本のユーザー企業からのニーズが高かった機能を30項目以上追加した。
具体的には、受注残管理を新たに搭載し、照合機能の拡張、ヘルプ検索などの操作性を大幅に向上。日本の商習慣に合わせて、伝票における消費税処理の拡張、総額表示、印紙税への対応を図っている。また、システムの問題発生を未然に防ぐため、パフォーマンスに関するデータを自動的に収集・分析するツールを標準で搭載したことで、専任のIT担当者がいない小規模企業でも利用可能としている。
SAP Business One 2005Bは、同社のBIソフト「SAP Business Intelligence」との連携を2007年第一四半期中に予定。これにより、SAP Business Oneを導入している子会社の販売状況をリアルタイムに比較・分析し、グループ全体の経営戦略の立案をサポートする。
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