AMDのDualソケット/マルチコアのデスクトップ向けプラットフォーム“Quad FX”に対応するデュアルコアCPU「Athlon 64 FX-70」がクレバリー1号店に入荷。今週末の27日(土)から販売が始まる予定だ。
“Quad FX”については、昨年12月に秋葉原でお披露目イベントといえそうな実機デモが行われたほか、同じく昨年11月には“Quad FXプラットフォーム”とAthlon 64 FX-70シリーズについてAMDから発表済みだ。
今回登場した「Athlon 64 FX-70」は、クロック周波数2.6GHz、L2キャッシュ1MB×2、TDP125Wの製品で、ほかにクロック周波数2.8GHzの「Athlon 64 FX-72」、クロック周波数3.0GHzの「Athlon 64 FX-74」などがラインナップ。また対応ソケットは、従来のAthlon 64 FXで採用されていたSocket AM2ではなくOpteronで採用されているLGAタイプ(1207ピン)のSocket F。では従来のOpteronシリーズと違いはというとサポートするメモリで、Registeredに対応するOpteronに対してAthlon 64 FX-70シリーズではUnbufferedタイプのDDR2-800/667/533/400となる。Opteronとの差別化においては多少苦しいと言わざる得ないが、“Quad FX”プラットフォームを名乗る上では対応チップセットである“nForce 680a SLI”搭載マザーボードも必要となる点においてもOpteronとは異なっている。
というわけで、使用には対応マザーボードが必要となるのだが、現時点で販売されているショップはない。クレバリー1号店によれば「2月5日頃に対応マザーを入荷予定」とのことなので、それまでは我慢するしかなさそうだ。価格は1個あたり4万1975円。2個セットでの購入が条件となるので合計8万8147円となる。